カイロプラクティックの栄養学

所属しているカイロプラクティックの団体で栄養学の講義を一部受け持つことになりました。
以下、そのプレセミナーの案内文です。
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同じようにカイロプラクティックの手技を施しても、こちらの思うような反応を示してくれるケースとそうでないケースとがあります。
これはどういう事でしょうか?
私の考察によると、それは「手技療法による刺激に対して十分反応できるだけのそこそこ健康な体の状態」であるかどうかと関係しているようです。
たとえば、慢性的に睡眠障害のあるクライアントに腰痛の手技療法を行っても、思ったような効果の出ない可能性があります。
あるいは、鉄欠乏性貧血のあるクライアントに頭痛の施術を行っても、改善しないかもしれません。
まずは、カイロプラクティックの見方である「構造・生化学(栄養)・心理精神」のどの分野にどの程度の問題があるのかをスクリーニングしておく必要があるのではないでしょうか?
構造に対する手技療法しか持ち合わせていない場合、生化学(栄養)の領域に大きな問題を抱えているクライアントの悩みをうまく解決に導けない恐れがあります。
私の臨床では、心理精神の領域を第一選択としてアプローチすることは数%前後です。
したがって、ほとんどのケースで生化学(栄養)か構造の問題を第一選択としてアプローチしています。
構造の問題を第一選択しても、ほとんどの場合生化学(栄養)にも言及して、より効果を出すことを考えます。
現代社会ではカロリーの不足は少ないとしても、微量栄養素やタンパク質の不足はよく目にします。
・この場合、体(細胞レベル)では、どのようなことが起こるのか?
・それらの栄養素を足し算するだけで問題は解決するのか?
・胃腸などの消化吸収に難はないのか?
・その人にとって毒になるようなものを体に入れていないかどうか?
そういったことを、クライアントごとに各種データや詳細な問診で明らかにしてく必要があります。
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『カイロプラクティック院で行う生化学(栄養)からのアプローチ』
・痛みを抱えて来院したアスリートがカイロプラクティックの手技とともに栄養療法にも取り組み、痛みが改善し記録が伸びたケース
・病院で原因不明だった痛み過敏の高校生の改善例
・聴覚過敏・音過敏・発達障害のある18歳男性の改善例
・胃酸抑制剤の長期摂取と変形性関節症の関連性を疑うケースの考察
・うつや不安感の分子栄養学からの改善例
・講師:栃谷先生 しん研良院
・日時:2022年9月17日(土)20時〜
・時間:90分
・費用:無料(仮)
・このセミナーは無料で開催しますが、講師は栄養療法の必要性を全力でお伝えいたします。面白いな!・もっと学びたいな!臨床で必要なんだ!と思える契機になれば幸いです。栃谷先生の症例報告から色んなヒントがもらえ役に立つセミナーになると思います。



しん研良院 奈良県香芝市のカイロプラクティック
原因のよくわからない痛みや不調に対処する施術院
公式サイト www.shinken-ryouin.com