脳外科のドクターの講座より

先日は所属のカイロ協会のセミナーを担当しました。

下肢痛や上肢痛、しびれについての鑑別と施術方法について。

そのあとは、脳外科のドクターによるしびれの鑑別に関して禁忌症講座。

ドクターの臨床例や各種知見を聞くことができました。

 

以下忘備録として

○脳梗塞の再発防止にEPA製剤が有効
・エパデールS(持田製薬)…高純度のイコサペント酸エチル(EPA)製剤。EPAは青魚(イワシやサバなど)に含まれるn-3系不飽和脂肪酸で、血液をサラサラにする効果がある。
・1800~2400mg
・健康保険適応2700mgまで
・大サバ1匹で300mgほどのEPA
・有酸素運動が必要だが、なかなかできない人はEPAを摂ると良い
・バイアスピリンなどでは、血管壁を柔らかくできない

○脊髄が圧迫などによって、8ミリ→6ミリにやせると神経細胞は元に戻らない
・頚髄が圧迫されると必ず、上肢、ついで下肢に症状が起こる
・70代で10秒間片足立ちできないのは、脊髄の圧迫を疑う
・40代では40秒、60代では20秒

○C8神経根障害では虫様筋に障害~箸が持てない

○L1はほとんど運動に影響ない

○500メートル以下の間欠歩行は手術適応

○神経圧迫した期間の2倍かかって、神経は回復する
・痛みがとれても、しびれは残りやすい

○インスリン分泌多いと、レセプターに反応して黄色靭帯が肥厚する~多食の人に多い

○椎間板について
・毎日30分以上運動しないと、椎間板の機能が保たれない~壊れやすくなる~黄色靭帯の問題が生じる

○頸椎前屈で頚髄は前方に移動する~ヘルニアがあれば圧迫されやすくなる
・頬杖をつくと楽になりやすい

○枕は脳浮腫を防止する働きがある
・ただし、高い枕は上部頸椎周辺の血管を伸ばす(解離させるおそれ)

○アルコールに弱いのが海馬
・7人に1人は下戸




しん研良院 奈良県香芝市のカイロプラクティック
原因のよくわからない痛みや不調に対処する施術院
公式サイト www.shinken-ryouin.com