神経学について、カイロジャーナルの山崎先生の記事より・・
神経学を治療に適応するにはどうすればいいのか? まずは神経学を利用したアプローチを定義しないといけないだろう。定義づけると「神経局在を利用し、機能低下、機能亢進、それぞれの部位を見つけ特定し、その特定された局在部位に自動的もしくは他動的に刺激を与え、機能を最適化する」となろうか。
この最適化というのがポイントである。「神経機能の異常を正常化する」というわけではない、というところに神経学アプローチの醍醐味がある。神経系の振る舞いはその時々で、揺れ動いており、それを見極め適切な刺激をその都度与えなければならないのである。丸山神経学では最小限の刺激で最大限の効果を狙う。だから丸山氏のアプローチではⅠbの刺激は、神経系に対して必要以上の刺激になってしまうので、HVLA(高速低振幅)、アクティベーターなどの刺激方法を取らないのである。
さらに補足すると、アクティベーター器はスピードが手の300倍である。であるから、力=加速度×質量の物理法則に照らしてみても、Ⅰbに対しての効果のほどがどれほどのものかが理解できるであろう。HVLAと比べてパチンという音と軽く感じる刺激で効果をさほど感じないという御仁もいるかもしれないが、Ⅰb発火においては十分すぎるぐらい神経を発火させるのである。
OPK自体は紅白模様のなんの変哲もないものであるが、使いようによっては効果絶大である。正常時において、眼振を発現させることは難しい。しかし、OPKを使えばいとも簡単に起こせるのである。
OPK、生かすも殺すもあなた次第
少し詳しく述べると、眼球の動きは動眼、滑車、外転神経の共同作業である。その動きは大脳の働き、小脳の制御により行われている。右へのパスートは右大脳の働きによるものである。ただしそのときに同方向へのサッケードが見られると左大脳の働きによるものである。さらに静止させた場合は右小脳の働きである。またパスートの動きを制止するのは同側の小脳の働きによる。他にも左眼振は右側の水平半規管の低下、左側の水平半規管の亢進。右小脳の低下、もしくは左小脳の亢進という意味合いもある。
しん研良院 奈良県香芝市のカイロプラクティック
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