「ピロリ感染+遺伝子のタイプで胃がんリスク22倍 ゲノム解析で判明」
朝日新聞社 によるストーリー から
○ピロリ菌の感染によって起こる胃がんのリスクは、病気にかかわる特定の遺伝子タイプを生まれつきもつ人では大幅に高まることが、理化学研究所や愛知県がんセンターなどの研究でわかった。
特定の遺伝子タイプを生まれつきもつか否かが、ピロリ菌に感染していても、胃がんを発症する人としない人がいる要因の一つである可能性。
○胃がんにかかるリスク
胃がんは、ピロリ菌に感染していると罹患(りかん)する確率が高まる。一方、一人ひとりが生まれつきもっている遺伝子の違い(バリアント)のうち、胃がんのリスクを高める性質をもつ「病的バリアント」が存在することもわかってきた。
胃がんのリスクに関連する九つの遺伝子が明らかになり、遺伝性の乳がんや卵巣がんにかかわるBRCA1、BRCA2遺伝子が含まれていた。
胃がん患者全体の2・7%ほどが、いずれかの遺伝子に病的バリアントがあった。
またこの九つの遺伝子のうち、BRCA1、BRCA2を含む四つの遺伝子のいずれかに病的バリアントがある人では、ピロリ菌の感染が加わることで、どの遺伝子にも病的バリアントがなくピロリ菌感染もない人と比べて、胃がんにかかるリスクが22・45倍になることがわかった。
病的バリアントがあっても、ピロリ菌感染がなければ、胃がんリスクは1・68倍にとどまっていた(病的バリアントがなくても、ピロリ菌感染があるとリスクは5・76倍)。
この四つの遺伝子は、DNAにできた傷を修復する働きにかかわっているとされる。病的バリアントがあると、ピロリ菌によるDNAへの傷害がより強くなるなどして、胃がんを起こす可能性を高めている可能性がある。
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分子栄養学的考察)
まず、血液検査や便検査あるいは胃カメラなどによるピロリ菌の検査をすることは大切です。
ピロリ菌はアンモニア(アルカリ性)を出すので、胃酸を弱めます。すると、タンパク質などの消化不良を起こします。小腸にそのような未消化のものが流入すれば、小腸の粘膜が荒れます。そういった状況で、抗生剤を服用するとか、強いストレスがかかり続けるとかすれば、腸が慢性炎症の状態に陥るリスクが高まります。
腸は免疫の60%を担っていますので、免疫が低下します。すると、花粉症に始まり、自己免疫性疾患、あるいはがんのような病気のリスクが高まります。
遺伝子の修復を行ってくれる栄養素の一つは、ナイアシンです。
ただし、ヒトによっては体内のヒスタミン量によって、ホットフラッシュのような症状が強く出ることもありますので、専門家に相談し、全体的な考察のもと サプリメント摂取をされると良いです。
(部分部分だけの情報をみて、サプリをとるというやり方では、あまり効果がでません。その人ごとの特殊な状況を読み解いたうえでのサプリメントの選定が重要です)
しん研良院 奈良県香芝市のカイロプラクティック
原因のよくわからない痛みや不調に対処する施術院
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