骨盤矯正・側弯症・小顔施術|奈良県 香芝の整体カイロなら患者様の支持率が証明するしん研良院|整体|

姿勢、側弯症、美容の施術例

改善された方のご厚意により、写真撮影その他の許可をいただきました。本当にありがとうございます。
同じような症状でお困りの方にとって、ひとつの目安や判断材料になる事と思います(随時更新)

「側弯症と腰痛」50代女性(奈良県)2021年7月
123458.jpg施術前123459.jpg施術後
・側弯症(コブ角40度)のある方
・施術は頭蓋~硬膜系、骨盤と脊柱、腹膜系などに行っています。
・腰の痛みなど軽減されています。

「体のゆがみ(肩甲骨の左右差)と腰痛」30代男性:農業(御所市)2021年7月
123456.jpg施術前123457.jpg施術後
・空手をしている方の施術
・左右の肩甲骨の位置が異なっていました。腰椎や骨盤の施術などを行い、痛みが消失しました。

113.jpg221.jpg施術前コブ角40度
「側弯症」女子中学生(奈良県)2020年2月
2019年9月23日の初診から今年1月18日まで16回の施術を行いました。
………………
レントゲンのビフォーアフター)
右写真(施術前)・・コブ角上27度、下40度
左写真(施術16回後)・・コブ角上25度、下33度、(その下にも16度)
※病院の専門医の診断による
※コブ角40度以上は装具着用が適応となる

クライアントの状況)
・中学生女子。3才からあるスポーツをしていて、今年は近畿チャンピオン。
・そのせいか長らく腰痛と肩の違和感を持っていた
・幼少期に遊具から落下して顔や額、手首を強く打撲。右足捻挫歴あり。花粉症あり。

施術内容)
・硬膜に対しての施術
・左右大脳半球など中枢神経系へのアプローチ
・肋骨、胸椎などの脊柱、骨盤の矯正
・手足(四肢)の関節矯正
・筋筋膜の施術〜腰方形筋、多裂筋、大腿四頭筋、胸筋その他
・自宅でのエクササイズ〜シュロス法などから

結果や考察)
写真の通り、4か月でコブ角が7度(40度→33度)改善し、装具着用の必要がなくなりましたました。

長年の腰痛や肩痛も途中で消失しています。

側弯症の専門医によると、「側弯症は直ることはなく、エビデンス的にシュロス法というエクササイズがあるにはあるけど、通常は経過観察です」との説明。
40度より悪化するようだと、装具または手術になるとのこと。

ただし、初潮から2年ほど経っているのと画像から、骨の成長が止まりつつあるので悪化しづらく、今後悪化したとても、毎年0.5度の悪化で済むとの予測が出されていました。

その場合、通常5年ごとの経過観察でもよいが、彼女の場合スポーツをハードにしているので毎年レントゲンを撮る予定。

IMG_2788.JPG施術1回目での変化…1コマ目(施術前)2コマ目(施術途中)3コマ目(80分の施術後)
「お顔の施術」20代女性(京都府)2018年
・お顔の施術です。
・局所だけではなく、全身の筋筋膜、脊柱骨盤などの骨格系、内臓内分泌へのアプローチ、頭蓋の施術、顔周辺のリンパドレナージなどを行うことで、より本質的な変化を生み出しています。

結果)
小顔になったと、クライアント様に大変喜んでいただきました!

415.jpg施術後414.jpg施術前
「お顔の施術」20代女性(奈良県)2018年
・ブライダル前のお顔の施術です。
・局所だけではなく、全身の筋筋膜、脊柱骨盤などの骨格系、内臓内分泌へのアプローチ、頭蓋の施術、顔周辺のリンパドレナージなどを行うことで、より本質的な変化を生み出しています。


結果)
お顔の気になっていた部分がよくなり、クライアント様に大変喜んでいただきました!

418.jpg施術2回目417.jpg施術1回目416.jpg施術前
「お顔の施術」20代女性(香港)2017年
・ブライダル前のお顔の施術です。
・局所ではなく、全身の筋筋膜、脊柱骨盤などの骨格系、内臓内分泌へのアプローチ、頭蓋の施術、顔周辺のリンパドレナージなどを行うことで、より本質的な変化を生み出しています。
・3か月後に2回目の施術を行いました。

結果)
クライアント様のコンプレックスがなくなり、大変喜んでいただきました!


2013/6月3日
DSCF3388.JPG施術後DSCF3380.JPG左右の方の高さの違い(施術前)
「背中のゆがみ」:20歳、会社員(香芝市)

(施術)
ご本人は、猫背を気にされていましたが、胸椎の弯曲は正常内でした。
脊柱や骨盤、肋骨などの施療で、体のゆがみを整えました。

2013/4月13日
DSCF3292.JPG施術前・・肩の高さの違いDSCF3287.JPG施術前・・肋骨の左右の盛り上がり方

DSCF3286.JPG施術後DSCF3303.JPG施術後
「側弯症」:社会福祉支援員、24歳(上牧町)
・中学生ぐらいから体のゆがみが出てきた
・今まで、いろいろな施術を受けてきたが、あまり改善がなかった

(施術内容)
・第一肋骨の矯正
・中部肋骨や胸椎の矯正
・硬膜など中枢神経系の施術
・横隔膜や心膜などの内臓マニピュレーション
(結果)
数回の施術でご本人が「かなり、よくなりました」という所まで改善。
客観的にみてもゆがみがほとんど無くなりました。

2011/9~11月
DSCF2502.JPG2回目の施術後DSCF2301.JPG施術前・・肩や骨盤の高さの違い
姿勢不良による頭痛と腰痛」
40代主婦(京都府木津川市)
左肩がかなり上がっています(左の写真)。
施術4回目(右の写真)。両肩の高さがそろい、腰のゆがみが消失。

施術)
・矯正部位・・・骨盤、脊柱、第一肋骨、肩甲骨、手根骨など
・過緊張のある筋肉の調整
・頭痛に関連する末梢神経の施術

経過)
施術1回目・・・「体が楽になった」
施術2回目・・・「腰の痛みが半減している」
施術5回目・・・「常にあった腰や肩の痛みがほとんどなくなった」

2011年4月~
DSCF2522.JPG1回目施術後DSCF2521.JPG肩の高さの違い
肩の高さの違い~首こり・頭痛」
20代会社員(橿原市在住)

・首や肩の凝りがひどくなると、頭痛に悩まされる
・立ち仕事で、夕方になると足がむくんで、非常に不快感がある
・肩の高さが左右で違うのが気になる

施術)
・頸椎、骨盤、第一肋骨、胸椎1番などの矯正
・足のリンパドレナージと足底の筋膜リリース

(結果)
「仕事をしていて、午後からの足のむくみによる不快感が無くなりました。頭痛がなくなりました」とのことでした。

2011/1~3月
DSCF2617.JPG施術後DSCF2616.JPG肩の高さの左右差
肩の高さの違い~頭痛」
40代会社員(王寺町在住)
・左後頭部の下とこめかみで頭痛が起こる
・首を回すと、首の根元で引っ掛かり感がある
・胃もたれがある
・副鼻腔炎と顎関節症がある

経過と結果)
施術1回目・・・「首の引っ掛かり感が取れている」
施術3回目・・・「後頭部下の痛みが無くなった」
施術5回目・・・「とても体調が良い」

お顔の施術

○手技療法としては、必ずしも「歪んでいるからまっすぐにする」というものではありません。
歪んだ状態でも、うまく機能して健康である事を重視します。

○昨今問題となっている「小顔施術で顔の骨格が小さくなる」については、逆に頭蓋縫合の固着をゆるめて(ミクロン単位で)大きくなるんじゃないのかと考えます。
もし、ぎゅうぎゅう強く縫合(骨と骨のつなぎ目)を押しつぶして小さくできたとしたら、骨(関節)としての機能は低下しますので、神経系や脳脊髄液などの液体循環の低下などを起こす可能性があり、健康被害が出ると考えます。
とてもお勧めできない方法ですので、しん研良院ではそのような方法をとりません。
これについては、「Bakerは頭蓋治療後に両側の第2臼歯間に0.71mmの増加を検出」というAK(アプライドキネシオロジー:カイロプラクティックのテクニックの一つ)の記述があります。
むしろ、正しい頭蓋骨の施術(たとえば、頭蓋仙骨療法:クラニオセイクラル)をすれば、頭蓋骨一つづつにおいてつなぎ目がわずかにゆるみ、むしろ大きくなるということです。
「それじゃあカイロに行ったら、頭蓋骨の骨と骨のつなぎめが柔らかく動くことでむしろ顔が大きくなるの!?」と思われるかもしれませんが、ご安心を!
頭蓋のつなぎ目(縫合)の固着が施術で緩んで、ゼロコンマ数ミリ大きくなったとしても、パッと見た目に分かることはありません。
ところが一方で、リンパなどの頭部にある液体が頭蓋の縫合の可動性をアップすることで、今までとは別次元で流れることになります。

そして結果的に、顔は小さく見えるようになります。

この場合、リンパドレナージの施術も加えますと、
「えっ!」と本人が見ても第三者が見ても、
はっきりわかるような変化が出ます。

また、ミクロン単位でほんの少し固着がほどけて、
骨そのものや筋・筋膜の位置(動き)や左右差が減少し、
「本人の気にしていた顔のゆがみ」
がけっこう直ります。

以上、実際に施術をしている側の感覚と解剖生理学などの知識からの考察です。

ここらあたりは、理論も大切ですが、
実際のクライアントの方々のビフォーアフターを見てもらうのが、
一番納得していただけると思います。

側弯症の考え方と施術内容


○側弯症の専門医によると、たとえば次のような説明があるかもしれません。

・側弯症は直ることがない。

・エビデンス的にシュロス法というエクササイズがあるにはあるけど、通常は経過観察です。

・コブ角が40度より悪化するようだと、装具または手術になります。

・レントゲン画像から判断して、骨の成長が止まりつつあるのであれば、それ以上側弯は悪化しづらくなります。
もし、今後悪化したとても、毎年0.5度程度の悪化で済みます。
女子の場合、初潮から2年ほど経っていると、骨の成長が止まってきます。
このような場合、通常5年ごとの経過観察をするのが一般的にです。
ただし、スポーツをハードにしているなどであれば、毎年レントゲンを撮ってみましょう。

しん研良院の考察)

私の今まで出会った側弯症は、すべて横から見て胸椎がフラット(平ら)になっていました。
通常、脊柱にはS字の弯曲があるものです。
側弯症で特に問題となる胸椎(肋骨のついている部分の背骨)には、やや丸みを帯びたふくらみがあるのが、正常な状態です。

ところが、胸椎のフラット(平背)は、構造・機能として脆弱であり、異常です。
ですので、中枢神経系がその脆弱性をカバーするために、後ろから見て横方向に弯曲を作ったのが側弯症ではないのかなと考えています。

そして、その視点から施術をしています。

つまり、横方向に側弯している脊柱を、本来の前後方向のS状弯曲にどう変化させていくかを考えて施術していきます。

また、その本来の弯曲の形成不全がなぜ起こったのかを、過去のトラウマ(主にケガなどの外部からの物理的なストレス)~中枢神経系に起こった何かの変調というように推理していき、そこからリバイブさせていきます。


施術の例)

・肋骨、胸椎などの脊柱、骨盤の矯正
・手足(四肢)の関節矯正
・筋筋膜の施術〜腰方
・硬膜に対しての施術
・左右大脳半球など中枢神経系へのアプローチ形筋、多裂筋、大腿四頭筋、胸筋その他
・自宅でのエクササイズ〜シュロス法などから

来院者様の主な訴え
「頬の高さ、眉の高さ、口角の高さ、耳の位置に左右差がある」DSCF2521.JPG体のゆがみ~肩の左右差
・頭蓋骨や頭部の筋筋膜の施術
・美容的にも改善したいところだし、偏頭痛などの原因にもなっている

「肩の高さに、左右差がある」
・頸椎や胸椎、肋骨その他骨格の矯正で改善できる
・片方だけ肩が凝りやすい

「胸郭の形に左右差がある」
・筋筋膜などの施療で元に戻せますDSCF3673.JPG足の開き方の左右差 足の開き方の左右差
・肩こりや頭痛、自律神経系の症状の原因になるおそれ

「お尻の形が左右で異なる。片方が下がっている」
・骨盤のゆがみなどを施術すると左右差が解消できる
・腰痛や肩背中の痛みなどの原因にもなっている

「猫背」
・多くの場合、猫背でない可能性があります。
・背骨の生理的弯曲はとても重要ですが、多くの人で弯曲の減少があります(平背;フラットバック)。
DSCF2724.JPG脚長差1,5センチ

「ズボンを買う時に左右脚の長さが異なるので、カットする長さが違う」
・脚をよく組むひとや横座りをいつもする人⇒骨盤のゆがみ
・いつ腰痛が発生してもおかしくない


「夏になるたびに腰のくびれ方の左右差が気になる」
・骨盤などの骨格の矯正で大部分が改善できるDSCF2293.JPGウエストのくびれ左右差
・腰痛の原因になる

「側弯症」
・一つ一つの骨のゆがみは1ミリ程度。
・腰痛や背中の痛みを引き起こす

「産後、体重が5キロ増えました」
・一人出産するごとに5キロずつ体重の増える方は、産後の肥立ちがよくなく骨盤にトラブルを持っていることが多いですDSCF3831.JPG産後の骨盤矯正


「浮腫(むく)みがひどい」
・医療系のリンパドレナージと細胞レベルの分子栄養学から考察します。
・股関節の問題、内臓の膜組織の柔軟性低下などによる血流障害など。

ノートと考察・・・各種情報のまとめと考察

○このコーナーは、考察や各種情報をノートとして不定期に書き加えているものです。
○私自身の記憶の整理用のノートですので、考えるヒント程度にお読みください。
○「~だ」のような断定的な表現もありますが、あくまでもここに書いているのは考え方の一例に過ぎません。
○より良い情報が見つかるたびに、訂正や追加を加えます。
○疑問点などのご指摘をくださる方があれば幸いです。

姿勢・美容の問題
・猫背、円背、前方頭位
・脚のライン・・・O脚、Ⅹ脚、ⅩO脚
・体の左右非対称性(側弯、肩の高さ、ウエスト、脚長差)
・ダイエット・・・痩身、むくみ、リンパドレナージ

猫背 ・・・前方頭位、円背
・体を真横から見たとき、「耳の穴~肩~大転子~膝関節の真ん中~くるぶしの前方」これらが一直線上にあれば、良い姿勢。
⇒多くの人は、耳の穴が数センチ前に位置している(前方頭位)

・猫背に関しては、多くの誤解があるようです。脊柱の弯曲は必要なもので、必要以上にまっすぐにしてはいけません。
・弯曲のあまりない背中を平背(フラットバック)と呼びます。このケースが女性などに多く、一見姿勢が良いように思えますが、実は肩こりや腰痛の大きな原因になっているおそれがあります。
・特に座っている時には、丸まるのが筋肉に緊張をかけないために必要です。無理に背筋を伸ばすと、かなりの緊張が背中に発生し、肩こり・腰痛の元になります。
・一方、立っているときは、脊柱の生理的弯曲が活かされるときです。ここらあたりは、外国の一流のスポーツ選手の姿勢を見れば良く理解できます。立っているときは腰がよく反っていますが、背中(胸椎や肩周辺)は、わりと丸まっています。

施術例)
①必要な体幹の筋肉などをつける・・・自宅でのエクササイズ
②筋肉の調整を行う・・・背中や胸の筋肉、腹筋や腸腰筋、大腿四頭筋など
③骨盤矯正、その他の骨格の調整
④内臓の施療・・・横隔膜などを中心に

考察)
・老人の円背、若者の猫背などでは、横隔膜や胸筋の施療が有効なことが多い
・骨をボキボキしても、直らない。骨を支える筋肉や膜組織の問題が大きいため。

きれいな脚のライン

改善できる部分)
・骨格(関節)
・筋肉
・関節運動

判断する基準)
ニュートラルなアライメントとの比較・・・骨盤、大腿骨、膝蓋骨、脛骨、足関節

エクササイズの方法)

脚のゆがみの典型的なパターン)
O脚の特徴・・・内モモ 、膝、ふくらはぎがつかない。内くるぶしはくっつく。
X脚の特徴・・・内モモと膝はくっつく。ふくらはぎと内くるぶしはつかない。
XO脚・・・内ももと膝と内くるぶしはくっつく。ふくらはぎがつかない。

O脚・・・改善できるケースと改善できないケース
機能的なO脚・・・関節や筋肉バランスの問題があるケース(改善できる部分がある)
構造的なO脚・・・骨自体にゆがみのある場合(改善できない)

O脚の定義
・整形学的なO脚(内反膝)・・・股関節の中心(大腿骨頭中心)と足首(足関節)の中心を結んだ線(ミクリッツ線)が、膝関節の中心を通過せずに、外にはずれている場合
・美容業界におけるO脚・・・足をそろえて立った場合、膝同士がくっつかないケース。(太ももやふくらはぎ同士がくっつかない場合も0脚とみなすこともある)

考察)
・脛骨(すねの骨)の湾曲を直せるのは、整形外科での手術のみ。
⇒歯の矯正の場合、矯正器具を入れて何年もかかって、やっと矯正が完了。
⇒一方、脚の場合 立っているだけで矯正方向とは逆の力が働く。脚に矯正器具を付けるのも現実的でない。
・坐骨結節の幅が仙腸関節の幅よりかなり広いケース
⇒女性で、内股の隙間の大きい方の場合、骨盤が“ハ”の字のように下方にかなり開いていることがある。
 この場合、整形学的な異常がなくとも、美容業界の定義ではO脚とみなされることがある。
⇒解剖軸(大腿骨から脛骨の長軸ライン)で、判断すべき

・立ち方の問題でO脚に見えるケース
⇒この場合、改善出来る部分がある
⇒立っているときに膝の皿を内に向け、膝裏をピンと伸ばして立つような人。女性に多い。

O脚は将来的に膝痛や腰痛を招きやすい形。
⇒55歳を超えたあたりからの変形性関節症や変形性脊椎症のリスクが高まる

アプローチ)
・股関節や膝関節、骨盤、足関節などの矯正
・筋肉の調整

(参考)042.JPGふつうに立つと、膝が開く043.JPGつま先を外に向けて膝を伸ばすと膝が近づく
立ったときにひざ間をくっつく様にする方法・・・写真を撮る時だけでも、スタイルよく見せたい場合
立ってつま先や膝を外側に向ける。
膝を思いっきり伸ばす~膝が近づく

筋肉に関して)
腸腰筋・・・歩行時に遠心性収縮~骨盤や腰椎を安定
大臀筋・・・歩行時に蹴り足として股関節を伸展(推進力を出す)
中臀筋・・・片脚立脚時に体を支える
 ※大腿筋膜張筋で代償的に支えるパターンが多い⇒脚の外側が太くなる
梨状筋・・・遊脚のコントロール⇒正しく働かないと、つま先が内側を向く
内転筋群・・・片脚立脚期に体のバランスを保つ

考察)
臀筋の上部の線維が日常生活であまり使われない傾向にある。
⇒臀筋上部が弱化~臀部全体が下がる~お尻が垂れる
⇒殿筋の強化の効果=ヒップアップ、きれいな脚のライン形成

骨盤の安定化~股関節のコントロール
⇒歩行の動き方に変化
⇒脚の外側の負担減
⇒脚外側の太さが改善

大腿筋筋膜張筋~腸脛靭帯の緊張によってO脚が強調される
⇒中殿筋や腸腰筋の弱化があれば、代償として大腿筋膜張筋が酷使される→腸脛靭帯の硬化
⇒脛骨が結果的に外旋変位してくる~膝関節や股関節のトラブル発生
⇒腸骨のEⅩ変位の可能性
※XO脚の可能性もある・・・股関節内旋、脛骨外旋、足関節回内

大腿後面の問題
⇒大腿二頭筋短頭の緊張
⇒内側ハムストリングスの弱化

足部の問題
⇒下腿三頭筋の内側・外側のバランスの問題~足関節制御不全
⇒足底荷重点の問題

股関節に関して)
頸体角・・・骨幹軸と頸部軸により構成される前額面上での角度
・正常約130度
※頸体角が正常より大きい場合
→ 外反股 ~大腿骨頭安定のため脚を左右に広げて立つ傾向
※頸体角が正常より小さい(直角や鋭角に近い)場合
→ 内反股~脚を内転(クロス)して立つ傾向にある

前捻角・・・大腿骨下部横軸と頸部軸により構成される水平面上での角度
・正常約14度
・前捻角亢進や後捻・・・・鑑別検査:Craing検査
→前捻角が大きい場合、股関節内旋位(内股)で立つと股関節が安定する
→前捻角が小さい場合、股関節外旋位(がに股)で立つ事が多い
→股関節の内旋・外旋テストで、ある程度判断できる
→確定判断・・・レントゲンなど

脚の軸に関して)

解剖軸
・脛骨と大腿骨の長軸ライン
・このラインで0脚を評価すると、必ずしも膝のくっつかない人がO脚とは言えない
⇒特に骨盤(坐骨結節の幅)の開いた女性

運動軸
・垂直軸に対し約3度の傾き
・股関節~膝関節中央~足関節中央のライン
・このラインでエクササイズは重要~膝下の捻じれの解消
・臀筋~内転筋~ヒラメ筋の使い方が機能的になると、余分な筋肉の太さが改善される

【ストレートネック】
□頸椎の自然なわん曲が減少している状態です。
□肩こりや首痛、頭痛になりやすいです。
□施術例
・頸椎に動きを付ける施術
・家庭では、エクササイズ

【リバースネック】
□頸椎が後ろ側にわん曲しています。
□自宅での必要な筋力アップのエクササイズが必要です。
■将来的に、手のしびれなどの症状を引き起こしやすくなりますので、早い段階から改善したほうがよいです。

【側弯症】
側弯症
①機能性側弯・・・不良姿勢、脚長差によるもの、坐骨神経痛によるものなど

②構築性側弯症・・・(原因の分っているもの)先天性、神経性、外傷性など(原因不明のもの)突発性側弯症
【突発性側弯症について】
・女性は男性の7倍発生。12,3歳の女子が多い。
・構築性側弯症では、7割以上が突発性側弯症に分類される。
・原因不明とされているが、次のようなことが考えられる。
⇒普段の姿勢不良が肋軟骨のゆがみを作り、それに伴って脊柱が曲がってくる
⇒ハイハイの不足による筋力や中枢神経系の不具合
・保存治療は成長期のみ可能。早期治療で進行防止可能。

□施術例・・・①の機能性側弯症と突発性側弯症の一部に適応

・アダムテスト・・・座って、胸が膝に付くまで前屈(両腕は力を抜いて下げておく)
⇒脊柱が左右水平か比較。側弯が生じないか見る。
⇒正常なら後天的なもので、改善の可能性がある。

・Ⅹ線画像から側弯の程度をみる。
⇒コブリップマン角度25度以上になると改善しにくくなる。早めの治療が必要。

・骨盤の矯正
・1次性カーブ、2次性カーブの矯正
・その他骨格の矯正
・筋肉の調整


【なで肩】
□肩こりや手のしびれを起こしやすいです。
□手のしびれは、鎖骨下の神経が通る通路がなで肩の人の場合、狭くなっていることが原因です。鎖骨回りで、腕神経叢を圧迫して、指に伸びている神経に異常が出ます。

【肩の高さの違い】
□肩の高さが左右で異なっているケースがあります。この場合、片側の首から肩にかけてコリや痛みが発生しやすくなります。
□上部胸椎や第一肋骨などの骨格の問題があります。
□筋肉が片側だけ硬縮していることがあります。

【顔が傾いている】
□頚椎のゆがみが考えられます。
□筋肉の硬縮がどこかに存在します。
□斜頸の場合は、別の問題になります。

【反り腰】
□腰椎の反り過ぎです。一見姿勢が良く見えますが、適正な腰椎の弯曲を超えてしまうと、腰痛につながります。
□腹筋の弱化や太ももの前と後ろの筋肉群のアンバランスがひとつの原因です。
□腰椎のすべり症のリスクが高まります。
□反り腰の方の場合、出産後 前抱きをせずにおんぶした方が良いです。

【平背(フラットバック)】
□反り腰とは反対に腰椎の弯曲が減少し、背骨がまっすぐになっているケースです。
□ひどくなると後ろ側に弯曲し、椅子に座ると背骨が当たってきます(腰椎の後湾)。
□椎間板ヘルニアのリスクが高まります。また、何かにつまづきやすくなります。
□太ももの筋群の前と後ろの力関係にアンバランスが生じています。
□インナーマッスルの弱化があり、家庭での簡単なエクササイズが必要です。

【下半身太り】
□下半身太りの方に起こりやすい症状
・・・・冷え、むくみ、便秘、生理痛、肩こり
□なぜこのような症状が起こりやすいのでしょうか?
下半身太りの方によくある身体的特徴として、肋骨の動きの制限があります。
男性の場合、肋骨は大きく横に開くものですが、下半身太りの女性の方の肋骨はあまり横に開きません。
その分どうなるかというと、上下の動きが大きくなります。
この場合、横隔膜などによる押し下げが強目に働きますので、内臓は下方向に押し下げられます。
すると、下腹部や鼠径部でリンパや血管、子宮などを圧迫してしまいます。
冷え、むくみ、生理痛、便秘など・・・そういった症状を起こしやすい状態が出来てしまうわけです。
□歩き方の問題
小さく膝を伸ばさずに歩くと、どうしても筋肉を使い、余計な肉がついてしまいます。
大きくかかとから着地するような、骨を使った歩き方をしている人の脚はスリムです。
□施術例
・骨盤矯正
・脊柱や肋骨の調整

【足部における骨格のゆがみ】
□外反母趾や内反小指以外にも、かかとの骨(踵骨)のずれなどがあります。
女性はハイヒールを履くことで、足部にゆがみが生じやすいので注意が必要です。
□足首を回してゴリゴリ音が鳴るようだと、距骨などにズレがあります。こういった症状には、カイロプラクティックの矯正が必要です。

骨盤矯正について

○まず、「骨盤って、ゆがむの?」という疑問に対して
脊柱のゆがみ、骨盤のゆがみ・・・などという言葉使いを私たち手技療法家は多々することがあります。
そして、そういった「ゆがみ」に対して他の医療関係の方、あるいは一般の方で、「ゆがみなんか起こるはずないでしょ!そんなん起こったら、大変だし、それを手技で直すなんてありえない!」と思われることもあるようです。
ですのでまず、「ゆがみ」ということばの定義から始める必要があります。
ごく簡単に言うと、ゆがみ否定派の方の話を聞くとどうも1センチ単位のゆがみを想定されているようです。
これは、脊柱や四肢の関節でいうと「脱臼」です。
これほどのゆがみを想定するのではなしに、1ミリ前後のわずかな位置変位を想定していると考えていただきたいものです。
ただし、これも厳密にいうと位置の変位というより、可動性(左右回旋、左右側屈、前後屈曲、並進、その他三次元的な動き)ベースで考えています。便宜上、クライアントの説明でこちら側に骨が引っ張られています(ゆがんでいます)のように説明することはありますが、本当は可動性ベースで考える方がよいと思います。
ここらあたりは、今後手技療法が他の医療と協業するためには必要な言葉の使い方の反省すべき点だと考えます。
矯正という言葉に関しては、このような可動性の異常を検出して、骨を介して軟部組織に変化を促しているという意味です。
決して、骨そのものの曲りがまっすぐになったという意味ではありません。
骨と骨をくっつけている靭帯などの結合組織に変化を促しています。

もう一つの考え方)
骨盤を箱に見立てて、骨盤周辺の筋肉が骨盤を前後左右などに位置変化させているという考え方もできます。
この場合、アプローチすべきは筋・筋膜などということになります。
この考え方は、一般的に受け入れやすいと思われますし、大切なところでもあります。
ただし、この考えだけでクライアントの腰痛その他がよくなるかといえば、そうではなく、やはり靭帯などの結合組織もふくめてアプローチしないと痛みのとれないこともあります。
悪い姿勢がずっと続いたとか打撲や手術などの外部からのストレスによって経年変化する部分が出来ていると思われます。
具体的には、部分的な脱水~柔軟性低下などが結合組織でおこって関節の動きに制限を掛け、筋肉に負担をかけ、痛みが生じていると考えます。
そして、そういった脱水部分による柔軟性低下を、手技的に改善させる方法はいくらでもあります。

○「仙腸関節って動くの?」という疑問に対して
2017年10月日本カイロプラクティック徒手医学会で、大阪大学の菅本一臣教授が「生きた人間の動き・形態を再現した3D人体解剖アプリケーション」を紹介してくれました。
連続的なレントゲンなどの画像を解析した関節の動きの映像なのですが、それによると仙腸関節の耳状面での動きは、平均すると3~4度の動き(最大で10度)だとのことでした。

一方、2018年7月私はハワイ州立大学にて解剖実習に参加してきました。
そこで、90歳の方の腐敗処理していないご献体の仙腸関節の動きを触診したところ、動きはほぼないと感じました。
実際には私は寛骨に対して仙骨のうなずき運動などを触診してみましたし、二人がかりで左右の寛骨をねじったりしましたが、動きはなかったのです。
ということは、高齢者の仙腸関節は骨癒合していることを想定しておくべきかもしれません。
※ただし、この場合寛骨の前後の回旋の動き(PI/AS)と仙骨のうなずき運動を確かめようとしたので、寛骨の横の動き(インフレア、アウトフレアなど)の動きは確かめていなかったし、生体の荷重下ではまた異なる結果が出るかもしれません。よって、まだ検証の余地はありそうです。

仙骨そのものも「5つの椎骨から16--18歳ごろに癒合開始し、多くの場合34歳までに完全に癒合する」(ウキペディアより)という研究があるようで、子供や20代あるいは30代の方に対しては仙椎にも可動性がある前提で施術をすべきかと思います。
実際に、個人差はありますが仙椎が「変位している」、「よく動く(といっても0コンマ数ミリ、あるいは1ミリ)」と感じることは少なくありません。

では、仙腸関節は?
何歳で癒合するという文献を個人では見つけていないのでよく分からないところはありますが、少なくとも仙椎が34歳までということであれば、それ以上の年齢を想定してよいと思います。

とううわけで、個人差や年齢差という場合分けが必要だが、仙腸関節や仙椎には可動性があるという前提で施術をすることは必要だと考えます。同時に骨癒合の可能性も考えられます。

このように 「全く動かない」とか「すべからく動く」とかの両極端の議論は的を得ていないように感じます。
人は赤ちゃんから老人へと体を微妙に変化させていることを想定するべきです。

ちなみに、頭蓋骨についても同様のことが言えると考えています。
赤ちゃんの頭はさわるとぺこぺこ柔らかいものです。
そこから癒合していきます。
ちなみに、解剖実習での90歳の方の頭蓋骨縫合は矢状縫合の半分ぐらいはきれいに見えていましたが、あとは癒合が進んで縫合がかなり消失していました。

ということで、しん研良院では、ケースバイケースですが、脊柱、骨盤、四肢、頭蓋骨などの骨と骨のつなぎ目(関節、縫合)の施術(矯正)を行います。

○しん研良院でおこなう施術(矯正)とその意味
・骨盤矯正の方法
・脊柱の矯正方法
・手足(四肢)の矯正方法
・頭蓋骨矯正(クラニアル、クラニオセイクラル)
・膜の施術(筋膜、内臓の膜、最深部の膜など)
・筋肉へのアプローチ

骨盤矯正について知っておきたい事)
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骨盤は、寛骨(腸骨)と仙骨から成っていて、うしろは仙腸関節、前は恥骨結合でむすびついています。
したがって、後ろと前の検査(評価)が必要です。

しかし、一般的には前の恥骨結合の検査・施術がなされていないことも多いようです。
産前産後の女性や妊娠中の女性にはとくに重要ですが、そうでないケースでもきっちり検査をする必要があります。

また、骨盤の異常がなぜ引き起こされているのかの背景(原因)を調べないと、またすぐに元に戻ってしまいます。
メンテナンスのつもりで定期的に骨盤だけを矯正するという方法ではなく、身体全体の検査(評価)を行うことが肝要です。
多くの場合、筋筋膜に不必要なテンション(緊張や短縮)がかかっているのですが、それだけでなく、顎関節を含む頭蓋骨、内臓の膜、内臓そのものの状態、手足(四肢)等の状況が元で骨盤に異常を作っています
そういった全体像をこまかく検査(評価)して、適切に施術するのは大変難しいものです。
長年の様々な勉強や研究、臨床経験をへてたどりつけるともいえます。
単に「脚長差がそろいましたよー」「今日はこれで骨盤矯正終了です」だけで済ますのではなしに、よりきめ細かく、将来的の健康にも十分役に立つような「骨盤矯正」を受けられることが大切です。



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