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Dr.に訊く

西洋医学の医師(MD)やカイロプラクティック・ドクター(D.C.:ドクター・オブ・カイロプラクティック;アメリカでの資格)との対話やメールでのやり取りをまとめています。

内容の公開とその方法については、各先生方の了承を得ています。

ただし、考え方は様々あり、ここに書いている内容はあくまでも考え方の一例です。

三軒茶屋第一病院 整形外科部長 吉原 潔(よしはら きよし)医師
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(以下、ウェブサイト「ドクターズガイド」より抜粋)

専門
脊椎外科、スポーツ整形外科、低侵襲手術、腰痛

医師の紹介
「神の手」と評される出沢医師の直接指導を受け、現在は「二代目神の手」「腰博士」との異名をとる内視鏡手術の専門医。
椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症への脊椎内視鏡手術1泊2日の入院で行える椎間板ヘルニアの手術(PELD法)を得意とする。
TLIFなどのスクリューを使う固定術においても低侵襲にこだわり、各方面からの講演依頼も後を絶たないなか、後進医師への指導も積極的に行う。
また、日本体育協会公認スポーツドクターとして、多くのスポーツ選手の診察にも当たっている。

クリエ・プラクティック院長 堀 和夫D.C.(ドクター・オブ・カイロプラクティック)
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・4DS姿勢分析師 認定者
・岡山県で整骨院、鍼灸院、整体院、エステなどのマネージメントをしておられるカイロプラクティックの先生

項目)

吉原医師に訊く
・カイロプラクティックでいう変位(ズレ)や矯正の効果について
・神経根障害や椎間孔狭窄などについて
・マッケンジー法について

堀D.C.に訊く
・脊柱管狭窄症について
・脊髄終糸症候群について


※順次、内容をまとめ次第、項目を追加していきます。(2014年8月24日)

カイロプラクティックでいう変位(ズレ)や矯正の効果について

吉原医師)
整形外科医として骨折や脊椎の手術をしてきましたが、
1〜2mmのズレなど絶対に外から触って分かるものでは無いと思います。
(鎖骨中央や脛骨内側など明らかに骨の表面を触れる部分を除く)
我々は手術中にレントゲンを見ながら骨折のズレが極力少なくなるように手術しています。
それでも完全に整復されずに1−2mmずれて固定されることがあります。
頸椎も2番は外からある程度触れますが、1番に触れるのは無理ではないですか。

私)
ズレという言葉の定義をまずしないといけないかもしれません。
カイロプラクターが言う「ズレ」は1ミリ程度の椎骨のズレですが、これは次のようなことで判断しています。
カイロの触診には、静的なものと動的なものとがありますが、動的な触診(可動触診)では、椎骨の動き方をみます。
たとえば、椎骨の棘突起を左右から軽く押して柔らかく感じるか硬く感じるか・・・この場合、硬く感じる側に変位している。
椎骨の奇形(変形)などはよくあることだと思いますが、可動触診でみていくと、棘突起の位置がずれていても、動きに異常がなければ問題がないと言えます。

頸椎1番の横突起は、乳様突起からすべらせて左右比較すると、側方変位は比較的容易に触診できます。
他の椎骨と違って棘突起のない頸椎1番の回旋変位は、判別するための手順があります。

神経根障害や椎間孔狭窄などについて

吉原医師)
S1の神経根はL5/S1で分岐したあと、すぐに全体がすっぽりと仙骨の中に入りますから椎間孔という概念は全く当てはまりません。
(S1は椎間板レベル下縁で分岐し、そのまますぐに全てが仙骨の中に入り、仙骨の前面から出てきます)

私)
・L5神経根はL5腰椎椎体と仙骨の間から出ている
・・・ここでの挟み込み(圧迫)の可能性はないのでしょうか?
・・・もしあるとすれば、その状態を椎間孔狭窄症とは呼ばないのでしょうか。

吉原医師)
>・L5神経根はL5腰椎椎体と仙骨の間から出ている
これは合っています・・・ここでの挟み込み(圧迫)の可能性はあります。
しかし椎間孔狭窄症や外側ヘルニアは決して多いものではありません(たまにあるくらいの頻度)。
たいていは脊柱管の内部での変化です。
実例を出せば分かっていただけると思いますが、椎間板ヘルニアや椎間孔狭窄症で椎間孔を広げる手術が必要な人はほとんどいません。

その他については、正確には下記の通りです。
・SⅠ神経根の障害は、L5~S1椎間板ヘルニアで起こりうる
・L5神経根障害は、L4~L5椎間板ヘルニアと、L5~S1外側病変で起こりうる。
・L4神経根障害は、L3~L4椎間板ヘルニアと、L4~L5外側病変で起こりうる。

吉原医師)
この説明は難しいです。正中の椎間板ヘルニアで少し左寄りかなあ?と思っても右足が痛い事もあります。
何らかの原因で症状のある方の神経根に炎症が起こっているのだと私は考えています。

私)
この「何らかの原因」が、椎間孔狭窄とは考えられないでしょうか。

吉原医師)
正中の椎間板ヘルニアですから病変は脊柱管の中です。
それを脊柱管外の外側病変と結びつけるのは無理があります。

私が前から言っているように、矯正ストレッチで痛い方の筋緊張をほどき、
筋スパズムを軽減して痛みを和らげたと仮定する方がよっぽど説得力があるように思いますが・・・・。
植木と同じように少し枝をしならせた(矯正)としても手を離せば元に戻ります。
だから私はカイロプラクティックなどにおける矯正に対しては懐疑的です。
そちらにこだわるのはどうなんでしょうか?

私)
デルマトームを調べて鑑別できないでしょうか。
たとえば、正中椎間板ヘルニアがL5−S1であるのに患者さんが、下肢後面の痛み(S1神経根障害)ではなしに、
下肢外側の痛みを訴えている・・・この場合、L5神経根の椎間孔狭窄を疑えないか?

吉原医師)
デルマトームは厳密なものではありません。あくまでも参考程度です。
また、学者によってもデルマトームの領域が異なっています。
ズボンのポケットの横線から10センチくらい後方の臀部を痛がる場合にはL5ですか?S1ですか?
どちらとも言えないと思います。
また、L4/5のヘルニアであっても大体後面を痛がる人は少なからずいます。

吉原医師)
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椎間孔が狭窄するのは、通常、椎間関節のある黒矢印のところで椎間孔下部です。
赤矢印のように神経のある(出てくる)ところは骨性の被覆で施術で変化しません。
青矢印の部分は脊柱管外でこの部分は施術で変化する可能性がありますが、通常は低確率(ほとんど症例がない)です。
多くの症例はオレンジ矢印の脊柱管内です。ここは椎間孔と関係ありません。

マッケンジー法について

吉原医師)
ある文献によると、骨転移や椎体骨折、脊椎炎などを除いたうえでの
腰痛へのマッケンジー法の有効率は70%だそうです。
つまり30%の人には無効という訳です。
こういう数字は必要です。
「マッケンジーは可動域をアップするのが目的であって、反らして治すのではない」ということが強調されていました。
ただし、いくつかに分けたサブグループでは 反らして良くなるタイプが最も多いとありました。
「マッケンジーは反らして治すとの誤解が多い」と(その文献では)嘆いていました。

私)
腰痛にマッケンジーが7割も有効(国内の話ですか?)だとは意外です。
そんなに、マッケンジーが効くとは思っていませんでした。
やはり、今の日本人は前かがみでの作業(すわり仕事その他)が多く、脊柱の前屈傾向があるという事でしょうか・・

3割無効は、この場合「鑑別検査せずにすべての腰痛の人にマッケンジーをしてみて」という事だと思いますので、これは当然だと思います。


<うちでのデータ>
ごく簡単な区分けです。

・前屈時痛あり・・・4割前後。仙腸関節捻挫、椎間板ヘルニアの診断が整形外科で出ている人が多い
・後屈時痛あり・・・5割前後。脊柱管狭窄症の診断が整形外科で出ている人が多い。椎間関節症。(前方)すべり症はごくたまに。分離症の人はうちでは稀。
・両方あり・・・1割以下・・・ぎっくり腰。急性の椎間板ヘルニアに多い印象。椎間板と狭窄症の併発はうちでは5パーセントもない。

堀D.C.に訊きました。

※メールやブログ上でのやり取りを要約しています。

脊柱管狭窄症について

私)
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症の方が来ても、そういった変性(MRIで診られる構造的な異常)は治せていないが、痛みの取れることはよくあります。
これは、そういった変性が痛みの原因になっていないという事だと考えられます。
では、この場合何が原因で痛みが出ていたのか。
筋のトリガーポイントだけで痛みが出るようにも思えませんし、かといって神経の圧迫だけで出ているのなら脊柱管狭窄症における黄色靭帯の肥厚は手技で容易に直せない。

末梢神経の絞扼障害と、椎間板ヘルニアまたは脊柱管狭窄症といった脊柱部における症状とでは、痛み・しびれ・異常感覚の出方において、生理学的にうまく説明するとすれば、どのようになるでしょうか?


堀D.C.)
急性期のぎっくり腰と急性の脊柱管狭窄症は、、筋肉は硬くなっていても全く違った性質を持っています。
まず、何が原因であれ、筋肉が硬くなることを硬縮と呼ばせてもらいます。
その中に、拘縮、痙縮、固縮などがあります。
まず、拘縮とは、「活動電位の発生を伴わずに起こる持続の長い非伝導性の可逆的収縮」
解り易くいえば、「静止時でも常に筋が緊張している状態で、刺激(処置)を与えれば緩和する!!」
関節可動域制限があるときは必ず拘縮があります。
ぎっくり腰は拘縮のみです。
しかし、脊柱管狭窄症は、拘縮と痙縮、固縮が伴う場合があります。
固縮は、錐体外路障害を思い浮かべますが、狭窄症では、筋トーヌスが亢進しているだけでしょう。
筋トーヌスとは・・・
骨格筋はたえず不随意に緊張した状態にありそれは正常です。伸展への抵抗、関節の過度の運動阻止、姿勢保持をしています。
これが過剰になると、固縮になります。
痙縮(スパズム)では、錘体路障害を思い浮かべますが、痙縮は、うつ病やパニック障害また、狭窄症の人にも起こります。
「折りたたみナイフ現象・・・・関節を曲げるときに最初は固くてもそのあとは軽くなる」が起こります。
まずは、筋肉が硬くなることでも、全く違うことが、狭窄症と、ぎっくり腰では起こっています。

 
神経性拘縮を放置していると・・・・阻血性の拘縮に陥ります。
拘縮した筋がリンパ管、血管や神経を圧迫し、、下肢のしびれや放散痛などを起こします。
阻血性拘縮といえば、フォルクマン拘縮やコンパートメント症候群を思い浮かべます。
この状態では異常に手、脚はパンパンに腫れて、最後には、萎縮します。

しかし、ぎっくり腰の阻血性拘縮では、むくみぐらいの腫脹しありません。長期間続くと萎縮します。
・・・・・慢性的に筋拘縮が起こることで、ぎっくり腰での大きい血管の圧迫は稀ですが、リンパの循環障害が起こります。
ここでは循環性筋拘縮と呼びましょう。

椎間板ヘルニアの症状のしびれや放散痛は神経根の絞扼ではなく、循環性筋拘縮から起こっているケースが多いです。
痛みやしびれなどの症状が治っても、椎間板ヘルニアや狭窄は軽減されず、そこにある。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が症状を起こしてないケースが非常に多い

同じ硬い筋肉にも種類があります。狭窄症とヘルニアの症状では筋肉の硬さの質が違います!!


狭窄症の筋肉は、表面もパンパン、奥の筋肉も硬く、炎症のない腫れたような状態です。(酷いむくみと筋拘縮が同時に起こった感じ)
酷い症状ほどこれが全身で起こっている場合が多いです。
左右、両側で起こります。
背部、臀部、ハム、腹筋などの後面の筋はもちろんのこと、前面の筋肉もすべて硬さの違いは前面の後面でありますが、パンパンです。
椎間板ヘルニアの筋肉質は、程度にもよりますが、筋拘縮があっても狭窄症ほど、腫れたような状態ではありません。
皮下がパンパンに腫れたような状態があったとしても、局所的な場合が多いです。
例えば、左臀部だけパンパンに張っている状態。

まとめると・・・・・
椎間板ヘルニアは、片側(右か左か)、拘縮も局所的(臀部だけとか腰部だけ)、むくみのような腫れがなくても、、坐骨神経痛が起こります。
痺れる場所は局所的で、親指だけとか、小指側だけとか、神経分布に沿っています。
狭窄症は、両側(左右)、拘縮も全身的、(特に、左右臀部、ハム、背部全体、腹部など前部も全体)
坐骨神経津のような症状も左右起こります。
痺れの場所は、脚の裏全体とか、全指先とか神経分布に沿っていません。
特徴としては、間欠性跛行ががみられます。



ある程度の年齢(70歳ぐらい)になったら、脊柱管の狭窄は、有ってもおかしくない。老化の一つである。
脊柱管の狭窄は、症状改善後も、全く改善してない。
しかし、最初は、車いすで来られていた患者さんは、普通に散歩や運動も始められ、腰痛も感じられないぐらいになられた。
この程度の狭窄があったとしても、症状とは直接的には関係ないことが判る。
それでは何がトリガーとなって、脊柱管狭窄症の症状(両側のしびれ、間欠性跛行、腰の激痛)を起こしているのだろうか?
症状の一番の原因は全身的な筋拘縮によって起こっている。
臀筋、ハム、背部に至っては、ギンギン(スパズム)の硬縮が、起こっている。
ギンギンの筋硬縮  は、循環性拘縮と神経性拘縮も同時に起こることで発生している。
両側の足のしびれや間欠性跛行は、循環性拘縮と神経性拘縮による末梢神経のイントラップメントとによって起こる。
痙縮、固縮などの中枢神経の症状は、どのようにして起こるか?
「脊髄の圧迫は、脊柱管狭窄によって起こっていない!!」ことは確かである!!
全身の循環障害により、脊柱管内の髄液も浮腫状態となり、脊柱管や神経根内の髄液により、
局所的でなく全体として脊髄を圧迫しているため、多少の中枢神経症状が出ているのかもしれない。
循環性筋拘縮がなければ、脊柱管狭窄があっても、症状は現れないだろう!!
また、腰椎の2番以下の狭窄は馬尾神経なので、特に影響を及ぼさない!!馬尾神経は柔軟性があるからだ。
脊柱管の狭窄も症状の要因かもしれないが…循環障害と、筋拘縮が同時に起こらないと、脊柱管狭窄症の症状は起こらない。




「助手席に乗った時の車の振動も、苦痛で通院できるか心配である。」とか、
「施術においても臀部を軽く押したり、体を揺らしたりしてもひどい痛みで耐えれない」
急性の脊柱管狭窄症の患者さんは、、痛みや刺激に敏感である。
最初に、2種類の脊柱管狭窄症の患者さんが来られる。
最初で書いたような痛みに敏感で、間欠性跛行がある急性期の患者さん。
他方は、過去に脊柱管狭窄症と診断されたが、現在は間欠性跛行もなく、
痛みにも昔ほど敏感ではなく慢性腰痛程度であるが、
患者さん本人は何年たっても、自分の腰痛は脊柱管狭窄症だと思われている患者さん。
患者さん本人が、「脊柱管狭窄症の腰痛だ!!」と言われてきても施術家は鵜呑みにしてはいけません。
脊柱管狭窄症の施術の方法は、患者さんの程度や改善過程で変わってきます。
急性の脊柱管狭窄症は、なぜ痛みに敏感か??
答え…脊柱管狭窄症の患者さんは、痛みに対する閾値が下がっています。
閾値(いきち)とは「生体の感覚に興奮を生じさせるために必要な刺激の最小値」です。
閾値が下がると、痛みを感じやすくなるのです。
普段は軽く触ったり、身体を揺さぶられても、痛くありません。むしろ気持ちよく感じます。
しかし、痛みの閾値が下がると、、ちょっとした振動や刺激が痛みとして脳に伝わります。
なぜ、痛みの閾値が下がるのか??
答え・・・・脊柱管狭窄症では生理的には、循環障害が主な原因です。
捻挫などで腫れた場所をちょっと触ると「痛い!!」と感じた経験があるでしょう。
狭窄症では、これが下半身全体に存在すると思ってください。
また他の疼痛でもよくある…不安やストレスも痛みの閾値を下げ、痛みに対して敏感にさせます。
ぎっくり腰など軟部組織は、どこも悪くないのにどんどん痛みが増してくるのは不安によるものです。


神経性の筋拘縮なら強い刺激でも、カウンターリフレックスでも緩むが・・・・
急性の脊柱管狭窄症では、神経性と循環性の硬縮が合併し、
下半身全体が腫れているような状態なので、下半身を触ると痛みが響くケースが多い!!
だからと言って、下半身にオステ風の微圧を加えたからと言って、なかなか緩む気配はない!!
いろいろ今まで試したが…唯一、脊柱管狭窄症の筋拘縮を緩めることができるのが、AIサークラムの矯正法です。
米のカイロプラクティックでは上部頸椎の矯正の次に重宝されている矯正法です。
仙結節靭帯に「眼球を触るぐらいの圧」で触知し、間接的に脳髄液をコントロールします。
末梢からの微圧ではなく、中枢に直接働きかける微圧が必要となります。

脊髄終糸症候群について

私)
脊髄終糸症候群について、何か知見がおありですか?
私は、後方仙骨を矯正すると改善が出るような気がしているのですが・・

堀D.C.)
その考察は的を得ています。
脊髄神経は脊椎の前方、後方のどちらに位置しているか?
後方です。
すなわち・・・腰椎が後弯すると、脊髄終糸はストレッチされます。
逆に、腰椎が前弯すれば、脊髄終糸は緩みます。
脊髄終糸症候群の治療法は?
脊髄終糸を手術で切らなくても、腰椎を前弯に矯正すれば、脊髄終糸は緩むわけです。



脊髄終糸症候群も、脊柱管狭窄症と同じ軟部組織過緊張と循環障害によって起こっていると考えられる。
脊髄はつい最近まで、「伸長しない」・・・と信じられてきました。
脊髄終糸が伸長し、弾力性があるように、脊髄もストレッチします。

100年前のデーターで、今の整形外科の治療や手術は行われています。
100年前には、頭部や脊椎を屈曲、伸展することによって、脊髄(神経)は上下に、移動すると思われていました。
今から思うと素人でも、そんなことがあり得ないことぐらいわかります。
そしたら、ロックコンサートなどで頭を前後に振っている人はみな脊髄損傷です。
しかし、医者や科学者たちはみんなそれを信じて疑わなかったのです。

1960年代に入って、神経学者のDR、バージによってその矛盾は覆されました。
「脊髄は、脊柱管内を上下することはなく、ゴムのように定位置で、伸縮する!!」

「私たちが体を前屈すると、脊髄は頭側に少し移動し、それに伴って終糸も頭側に引っ張られることになります。」
脊髄終糸症候群の第一人者のDRのいる厚生中央病院のHPの序文から抜粋しました。
「体を前屈すると、脊髄は頭側に少し移動し、」・・・とはっきり書いてあります。

私…「伸縮しますが、移動しません」